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概要など
筋トレ用のゴムバンドを使った筋トレの指南書。
ゴムバンド筋トレの効用やゴムバンドの種類などの基礎的なことから、具体的なゴムバンドトレーニングの動作、メニュー等の構成について、さらには筋トレ全般やダイエット全般にも通じそうなことにも大きく触れられている。
ゴムバンド筋トレの具体的な体勢や動き方の図は、絵で示されている。それら例示では、グリップ型とそうでないゴムバンドのいずれもが登場する。
感想など
私は筋トレ用のバンド型のゴムバンドを持っていて、これまではお手本となるYouTube動画を見ながらゴムバンド筋トレを行っていた。YouTube動画だとたいてい、具体的な体勢や動きやタイミングはとても分かりやすい。しかし一方で、それらはわりと断片的であり、また各種トレーニングの頻度や負荷の調整のことや、自分にとってどの種類をどれだけやればよいのかなどの、メニューを組み立てるために必要な詳細情報や体系的なことまでは分からなかった。
そのため、そういうことが書いてありそうな書籍を探したところ、この本を見つけた。
ゴムバンドの種類などの基礎的なことから、具体的なゴムバンドトレーニングの動作、メニュー的な構成についてなど、ゴムバンド筋トレについて自分が知りたかったことのほぼ全てがここに書かれていたといっても過言ではない。
さらには、実行するにあたってのマインドセットや、他の筋トレやダイエット全般に応用できそうなことまで書かれているではないか。もっと言えば、これらの考えや知識は、他の様々な勉強や仕事にも活かせそうだ。
とても充実した内容だ。
しかし私の場合は、この本に書かれていることをそのまますることはしない。なぜなら、ゴムバンド以外のいくつかのトレーニングを、日常の中に既に組み入れてしまっているからだ。この本はあくまで、ゴムバンド筋トレを日々のトレーニングの中心に据えることを仮定しているようなので、私の場合、そのまま取り入れると窮屈になってしまいそうだった。
だから私は、既存のほぼ週次で回している自分のトレーニングメニューの中に、ここに書かれているゴムバンド筋トレの一部を組み込むことにした。
ちなみに、実際に行うときの秒数や回数のカウントには、スマホのアプリ「インターバルタイマー」を使うことにした。(これに関する日記はこちら)
ゴムバンド筋トレを組み込むことによって、これまで使ってこなかった筋肉を鍛えたり、より良さそうな方法で鍛え直すことができるようになったと感じている。
注意した方がよさそうなのは、ゴムバンドの種類と長さだ。
私の持っているバンド型ゴムバンドは、90cm以上は伸ばさないでくださいとの説明がなされているものだ。このため、それ以上の伸びの長さが必要な動作は基本的には行うことができない。それらをやりたければ、もっと長いチューブ型とかのゴムバンドを買わなくてはいけないのだろう。またその中には、グリップがあった方がやりやすい動作もありそうだ。
この本に書かれている動作の多くをスムーズに実践したければ、それらをうまく買いそろえた上で使い分けていく必要があるのだろう。