転職面接必勝法

【中古】転職面接必勝法 /講談社/細井智彦(単行本)

 

★★★★

本の概要

転職時の面接について、転職エージェントである著者の膨大な経験に基づいて書かれている。
著者はこれまでに3000人の面接を成功させてきたとのこと。
よくあるマニュアル本にあるような「想定問答」で仮面を被ることを否定し、その代わり「一貫性」によって自らの力を湧き上がらせるというスタイル。

感想など

隅々までとても納得できるような内容だった。

思い出せば、私は新卒の就職活動時、自分を盛りまくったり時には嘘も当たり前、だとか、面接では実際に何を聞かれるのか分からないのにとにかく小難しい質問への応答も含めて練習して、余計に自信をなくしたり、、、みたいなスタイルが就活生や就職マニュアルやらセミナーの間でなんとなくまかり通っていて、そういう私的にちょっと汚いっぽいことやウザっぽいことも含めてできてこそ凄い!みたいな雰囲気を勝手に感じてしまい、そのせいで就活そのものになんとなく嫌気が差していた。もう十年以上前の話だが・・・。

そのせいか、就活だとか転職だとか面接だとかいう、人が人を選別する、みたいな儀式に対していまだに苦手意識があったので、とにかくそういうことは手っ取り早く済ませてきた。

しかしこの本を読んでみて、そういう風に無理に演技をしなくとも、事前に準備することで自分の中にある力を最大限に引き出せるやり方があるんだなぁ、と感心した。
なんか少し元気出てきた。

この本に書かれているとおり、楽しみながらも頑張ろうと思う。

しかしながら、あくまでこれは転職用の面接本なので、あくまでこれまでの仕事で培ってきた能力を再整理してそれを湧き上らせる、みたいな感じ。
だから、新卒の就活面接のためには、またぜんぜん違ったやり方/考え方があるんだろうねきっと。当時てきとーにしかやらなかったから、いまだその考え方など分からないけど。

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