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【中古】 人生を後悔しないために38歳までに決めておきたいこと/小倉広【著】
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★★★★
40代になる前に決めておいたほうがよいと著者が推奨する事々について書かれている。
それらは、仕事、家族、趣味、健康、お金、住居、友人、勉強、マインドなど、生きる上でキーとなる事々をベースにしている。
もし既に40代に突入済みで、それらのことがまだなおざりなのであれば、なるはやで検討/実践したほうがよいという事たち。
38歳くらいの時点で、一度人生の棚卸しとそれらの反省や改善努力をするといいのかなあ、と感じた。この本に書かれているような感じで。
著者については、読んだ限りでは、人間的にとても温かみのある人だなあ、と感じた。
読んでいて、目から鱗的な箇所はあったし、強く共感できる箇所も多かった。
当たり前のことも多く書かれているのかもしれないが、それらは大事なことであるし、当たり前だと思っているからこそ普段忘れてしまっていたり無視してしまっていることも多い中、このような本を読むことで改めて気付かされる、というのはとても大事だと思う。
少し注意すべきというか気になったのは、この本はあくまで著者自身のこれまでの生き方や経済状況をベースに書かれているということ。著者はおそらく、20代から30代にかけては成功した会社でわりと優秀なサラリーマンとして働いていたと思われ、その後独立してからも経済的な不自由はほぼ感じずに過ごしてきたように見える。もしかしたら、30代まではけっこう体育会系な働き方の人だったのかな? まあ、実際のところや細かい部分はもちろん知る由もないが。
とにかく読み手が、そのような路線とは逸脱していたり、もっと若いうちからけっこう自由にやってきたような人である場合、少し共感しにくいところがあったり、今更感を感じる部分があったり、もしくは内容を自分自身向けに多少読み替えたり変換したりする手間がかかるかもしれない。もしくは、全然参考にならない部分もあるのかもしれない。
しかしながら、基本的なマインドとしてはとても素晴らしいことが書かれていると思うので、そういう部分はほぼ普遍的であろうし、誰が読んでも良いと感じる部分だと思う。 読みながらマーカーを引きたくなる箇所も多かった。( ..)φメモメモ
30代後半以降の人が、何かを「決める」ことによって元気を出したり行動に移せたり、何かから解放されたりする。そういうことをするための本という感じ。
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