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【中古】 スカイ・クロラ / 森 博嗣 / 中央公論新社 [文庫]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】
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★★★
なんだか夢を見てる時のぼーっとした感覚を覚えた。
冒頭の夢の場面の印象が第一印象として強いからなのかもしれないし、登場人物自身が「ぼーっとしてる感覚」みたいなことを言ってたのが強く印象に残っているからかもしれない。
それに、『スカイ・クロラ』の世界や登場人物に関する情報の少なさが、そのように感じさせるのかもしれない。
生きるだの死ぬだのの感覚が、巧みな文章表現によってフィーリングで伝わってくるような。
言葉では言えないけど、とにかく雰囲気がいい感じで、死とかについて書かれてるにもかかわらず、なんとなく癒される感じ★
もちろん、現実には起こって欲しくないことばかりなんだけど。なのに小説の形態というフィルタリングを通すことで、うまい具合に薄暗く、かつ良い雰囲気になってるような。
読む前に期待した戦闘機とかの描写は、思ったほどではなかった。でもそれは、事前にアニメの方を見てしまったからかもしれない。